日曜日のボランティア

 

日曜日の朝、

近くの公民館の学習支援ボランティアに行ってきました。

 

対象は、外国人の学生ですが、

日本で育っているので日本語は堪能ということ。

日本語を教えるというわけではなく、

学校の宿題や提出書類を手伝ったりと、

日本語教育や学習支援という堅苦しいものではないというので、

それなら私もできるかなと見学に行かせてもらいました。

 

コロナの影響でしばらく活動が中止していたそうで、

現在は、ネパール人の中学生1名と高校生1名のみ。

数年前から通う彼らは、ふらっと現れたり現れなかったりのため、

待っていても誰も来ないということもあるということでした。

 

もう1名、日本で働いているインドネシア人が

こちらの活動に参加されているそうなのですが、

日本語も堪能で学生ではないため、

運営側スタッフとして登録をされているそうです。

とはいえ、活動日にはボランティアスタッフに見てもらいながら、

日本語の問題集に取り組んだりと、

支援する側・される側、という線引きなく、

ゆるやかに活動をされているようでした。

 

私の見学した先週の日曜日は、

もうひとり見学者が来ていました。

聞けばなんと小学校を卒業したばかりの新中学1年生です。

この日はお母さんが付き添いで来られていましたが、

本人自らボランティアをやってみたいと言い出したそうです。

 

ボランティアグループの代表の方に、

「あまりやることはないかもしれないけれど、

宿題を持ってきてここで勉強してもらってもいいですよ」と

提案されると、母娘ともに満更でもない様子。

「とりあえずLINEのグループに入ってもらいましょうか。

嫌だったらすぐ抜けてくれたらいいから」と、

LINE登録をして見学を終えました。

 

そして今週の日曜日。

とりあえず、もう一度行ってみることにしました。

ベテランのボランティアスタッフが3名と、

先日の中学1年生の女の子。

言われたとおり宿題を持ってきて机に広げています。

外国人の学生2名と社会人の1名もやってきたので、

社会人の方とベアになり日本語能力検定試験の問題集をやってみました。

 

1ページほどの文章を読み、設問に答える読解問題ですが、

声に出して読んでもらうのを手伝うことは難なくできても

設問に答えていくところで意外に苦戦・・!

あんなに国語が得意だったはずなのに、

恥ずかしながら全問正解できませんでした。

 

あれ〜おかしいな〜なんて笑いながらやっていると、

宿題をやりながら私たちの様子を見ていた中学生1年生の女の子が、

「”てよみ”で読めばいい」「設問から先に読むといい」と

いろいろとアドバイスをくれました・・!

「”てよみ”って何??」と聞けば、

線を引きながら読んで要点を掴むのだそう。

へ〜、すごいね〜!

12歳の女の子に問題集をみてもらう大人ふたり・・。

おかしな構図ですが、笑いの絶えない楽しいひとときでした。

 

しかし、こんなお手伝いで良いのかな?

こちらのグループの活動趣旨がよく理解できていないために、

手応えや自信がありません。

私の参加が大人の勝手なおせっかいになっていないかどうか、

気になってしまいます。

ボランティアの考察も、なかなか奥深いです。