3月21日(木)
カナダ滞在もいよいよ最終日です。
11時半に有奈さんが迎えに来てくれました。
前日の夜も、ワイナリー仲間との持ち寄り会で会ったばかりですが、
この日は仕事を休んでランチに連れて行ってくれたのです。
この日ランチに選んでくれたのは、Farmhouse Cafeという
カロラインワイナリーが併設しているレストランです。
ナイアガラ地方はもともとワイナリーが多い地域でしたが、
コロナ後には、ワイナリーとブリュワリーがますます増え、
レストランを併設するところが多くなったそうです。
ファームらしい可愛らしい雰囲気のお店で、
ボリューミーでとても美味しい食事をいただいたあと、
ブティックにも立ち寄って買い物も。
時間の流れもゆったりで素敵なランチの時間になりました。
その後は有奈さん宅に寄らせていただき、
愛犬(娘)のみこちゃんにも会うことができました。
それから有奈さんの優しいご厚意で、
預かってもらっていたお義母さん宅から引き上げた品々も
ゆっくりと見せてもらいました。
お義母さんが亡くなった後、
様々な事務処理をレイチェルさんが引き受けてくれました。
コロナ禍で難航した家の処分の際もレイチェルさんが手配を進めてくれ、
私が引き取った品はほとんどなかったのですが、
写真やお鍋類、クリスマスグッズと、チズム家の思い出の品々を、
3箱分だけ私に取っておいてくれました。
コロナ禍だったので、国際郵便も停止してしまっていたため、
行き場がなくなったこの品々を、有奈さんが預かってくれていたのです。
せっかくなので、今回の滞在中に時間があったら中身を見てみては?
と提案してくれて、私が見やすいようにお部屋に運んでくれていました。
箱の中に入っているのは、他人からすれば価値のないものばかりですが、
いろいろと思い出の詰まった貴重な品々です。
その中から軽そうなもの2つくらいを選んで今回日本に持ち帰り、
残りは今後少しずつに分けて、有奈さんに郵送してもらうことにしました。
コロナ禍で何もできずに不甲斐ない思いでしたが、
こうして助けてくれる人たちがいたことに改めて心から感謝です。
ということで、思い出にも十分浸って有奈さん宅を後にし、
6時にアルの親友のロブとヘザー宅へ送り届けてもらいました。
ロブとヘザーが夕食に招待してくれていたのです。
実はこの日は、イギリスからの訪問客3名と、ロブのお母さん、
ロブの娘さんとその彼氏も食事に誘われていて、
「ひさしぶり」と「はじめまして」の不思議な集まりになりました。
でもロブとヘザーに温かく迎えてもらい、
カナダらしいディナーの時間を過ごすことができました。
普通なら出会うことはないであろう人達と出会い、
一緒に食事を囲み、それぞれの話がするなんて、不思議ですね。
アルと親友だったロブが話してくれる思い出話にも花が咲き、
楽しい時間を過ごすことができました。
ロブがシルヴィ宅まで送り届けてくれたのは夜の11時前。
シルヴィにおやすみを言ってから荷造りをして、
翌日の長いフライトに備えてベッドに入りました。
本当に短すぎる5日間。
できる限りたくさんの人たちに会い、
温かな空間で美味しい食事とワインを楽しみ、
思い出を共有したり、互いの近況報告をしたり、
本当に心豊かな素晴らしい時間を過ごすことができました。
今でもこうして迎えてくれる友人たちに感謝です。