木之本地蔵院と彦根城

 

4月7日(木)

再び母と青春18切符の日帰り旅行へ。

今回は、滋賀県の木之本と彦根へ出かけてきました。

 

滋賀県長浜市の木之本は、

中山道鳥居本宿を起点に、米原・長浜を通って越前に至る

北国街道の宿場町として栄えた町なのだそうで、

“木之本のお地蔵さん”で有名な「木之本地蔵院」の門前町です。

 

「木之本地蔵院」は、本尊の地蔵菩薩立像は秘仏で、

国の重要文化財に指定されているそうです。

境内には、本尊と同じ姿の高さ約6mの銅製の地蔵菩薩像が立ち、

眼の地蔵菩薩として信仰を集めているとのこと。

「すべての人々の大切な眼が、お地蔵様のご加護をいただけるように」と、

当院に住むカエルが水から身代わりの願をかけ、片方の眼をつむり

暮らしているという言い伝えから、

たくさんのカエルの陶器が地蔵菩薩の足下に奉納されているとか。

ちょうど朝日新聞の”お参りノート”という連載記事にも紹介されていて、

このお地蔵さんを一度見てみたいという母の発案で、木ノ本を目指しました。

 

歴史を感じさせる古い建物が並ぶ町並みは情緒深く、

コンパクトながらとても心地のよい散策です。

途中で老舗の酒蔵に立ち寄ったり、古い看板を読み解いたり。

目的の地蔵院にもすぐに到着しました。

うわさの地蔵菩薩像とカエルを見上げるとなかなか迫力満点です。

 

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というわけで、木ノ本散策は1時間半ほどで終了。

まだお昼過ぎなので、これから彦根城まで回ることにしました。

木ノ本から彦根まで電車で40分、

彦根駅から国宝彦根城までは徒歩で15分です。

 

彦根城を取り囲む桜はまさに満開を迎え、

堀からすでに目を見張る美しさです。

先日訪れた犬山城とは違い、

彦根城は城内に入ってから天守にたどり着くまでに

坂や階段が多いのですが、桜に見とれて疲れも感じません。

 

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天守の入場口前たどり着くと驚くほどの人だかり。

何かと思えば、彦根のキャラクター”ひこにゃん”が

天守前に出陣していました。笑

その人垣を横目に天守のすぐ近くにあったベンチに腰掛け、

天守を見上げながら恒例おにぎりランチを取りました。

 

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お昼を食べ終わってから、いざ天守に登ります。

犬山城に比べ、内部は広さがあります。

4〜5人が入れる隠し部屋が2階の東西、3階の南北に計4箇所もあり、

その他、82箇所もの鉄砲、矢狭間を備えています。

3階には高欄つきの「廻縁(まわりえん)」が施されていますが、

外には出られないようになっていたため、

犬山城のときのように、へっぴり腰で進む必要がなかったのが幸いでした。

 

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その他、重要文化財の櫓(やぐら)などを見学しつつ、

桜も心ゆくまで堪能して2時間ほどで彦根城を後にしました。

 

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復路では、彦根発の新快速が1時間に1本しかなく、

駅で少し時間を持て余してしまいましたが、

それでも15時52分発の新快速に母と並んで座り、

17時半には芦屋まで戻ることができました。

 

今回の行程は次のとおりです。

8:07 芦屋発 JR東海道本線 新快速 野洲行き

9:27 野洲JR東海道本線 快速 近江塩津行き

10:05 米原  JR北陸本線 普通 近江塩津行き

10:28 木ノ本

12:15 木ノ本発 新快速 姫路行き

12:55 彦根

15:52 彦根JR東海道本線 新快速 播州赤穂行き

17:28 芦屋着

 

今回も、合計5時間弱の電車移動と、

約15000歩のウォーキング。

絶好の天候に恵まれて美しい桜を愉しみ、

大満悦の日帰り青春18切符の旅でした。

ここまで春を満喫するのはいったい何年ぶりでしょうか。

本当に有難い限りです。

連日楽しい時間をありがとう!

 

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