カナダ日記⑦ 帰国

 

3月22日(金)

 

楽しい5日間が終わり、出発の朝となりました。

シルヴィと一緒の最後の朝食を食べ、

8時過ぎに迎えが来るまでふたりで話を続けます。

ドライバーが到着してシルヴィともお別れ。

至れり尽くせりの温かな時間を本当にありがとうございました。

 

Niagara Airbusの乗り合いシャトルは乗り心地もよく、

道路状況も順調で1時間半弱で空港に到着しました。

午後1時が搭乗の時間だったので、それまで随分と時間があります。

搭乗ゲートまで入ってしまえば、すでに見慣れた空港内の風景です。

 

窓の外は雪。

私の滞在期間は、気温が低く雪がちらつくカナダらしい気候でした。

私の到着前日までは記録的な暖かさだったそうなのですが、

やっぱりまだまだカナダの冬です。

特にこの日は夕方から一部の地域でスノーストームの予報で、

北米行きの一部フライトはキャンセルになっていました。

 

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さて、ようやく出発の時間です。

帰国便のフライト時間は約14時間。

前の座席の男性が背もたれを最大限に倒してきたので座席が狭く、

さらに隣に座っていた女子学生ふたりが座席備え付けのモニターで、

一緒にゲームを楽しんでいてやたらと騒がしい・・。

昼間の出発なので眠気にも襲われず、機内の食事もひどすぎで、

いつも以上に疲れるフライトでしたが、

予定よりほんの少し羽田空港に到着できたので、

乗り換えに心のゆとりができたのでとりあえず良しでした。

 

羽田空港では、荷物をピックアップして一旦入国手続きが必要です。

その後、国内線にチェックインして、さらに保安検査場を通ります。

時間には余裕があったはずなのに、やっぱり何かと時間がかかり、

寄り道なしで搭乗口についたのは搭乗20分前。

ここまでくればあと少しです。

 

搭乗機は定刻で羽田から伊丹に出発。

ところが伊丹空港への着陸機が混み合っていて、

伊丹上空で約40分ほど旋回を続けることになりました。

伊丹空港の運用時間の午後9時ギリギリに着陸することができましたが、

リムジンバスの最終便には間に合わず。

長距離移動で疲れて切っているうえに重い荷物もあるとあっては、

電車を乗り継いで帰る気力は残っていません。

仕方ないのでタクシーで帰宅。

高速道路利用であっという間に家にたどり着いたので、これはこれで良しでした。

帰宅は日本時間で23日(土)夜10時。

約25時間の長い移動になりました。

 

現地5日、移動2日の1週間のカナダへの旅。

短すぎる滞在で名残惜しいけど、濃密で豊かな時間を過ごすことができました。

今やカナダはホームではなくなったけど、居心地がよく自分らしくいられる、

広い意味での豊かなサードプレイスかな。

心温まるかけがえのない時間をどうもありがとう!