切手整理ボランティア

 

 

初めてボランティアセンターでの活動に参加しました。

 

広報誌などで目にするたびに興味をそそられながら、

活動のほとんどが平日に行われていたため、

あいにく参加の機会が全くありませんでした。

 

このたび仕事を辞めて時間ができたので、

ボランティアセンターのホームページを見てみたところ、

ちょうどタイミングよく「切手整理活動」がありました。

誰でも気軽にできる”ちょこっとボランティア活動”として、

月に2回、開催されているそうです。

 

家から徒歩で20分もかからないところにある

総合福祉センター内にボランティアセンターがあります。

これまで足を踏み入れたことがなかったので、

これもまた興味深いところです。

 

10時の開始時間前に訪ねてみると、私が一番乗り。

職員の方が、作業の工程を説明し始めたところに、

他に初めて参加する方2名が加わりました。

 

はがきや封筒から切り取られた切手を、

台紙からはがして乾かすまでの作業です。

まずは、大きなバットにお湯をはり、

古切手をお湯につけておきます。

しばらくすると切手がはがれやすくなるので、

そっと切手と紙をはがし、

水をはった別のバットに切手を入れます。

そこで裏面のぬめりをとり、

タオルのうえにあげて水分をできるだけ除き、

新聞のうえに並べて乾かして終了。

切手を挟んだ新聞はそのまま放置して、

次回の活動時にすっかり乾いた切手を集めます。

 

これらの作業を流れ作業で行うのですが、

これが意外に楽しいのです。

昔懐かしい切手や、珍しい切手がたくさんあって、

全く飽きません。

値段も形もさまざまで、コレクターの気持ちも分かる!

 

乾かすために使っている新聞の記事が気になり、

日付をみてみるとなんと2014年?!

一体いつから使い回しているのか。すごいです。

 

初めての作業も順調に進んできたところで、

常連の方が2名加わりました。

常連の方のうちのひとりは、お話好きの年配の方。

今日初めて参加した方のうちのひとりは、大学2年生。

世代も全く異なる人たちと一緒に、

おしゃべりをしながら作業をするのは、

とてもおもしろい体験でした。

 

ちなみにこれらの切手は、神戸にあるNPO法人に送られ、

知的障害者の方がさらに加工作業をされて、

販売されるそうです。

その一端を担うことができたのであれば光栄ですが、

切手整理の活動そのものが、地域の”ふれあいサロン”や

”いきいきサロン”みたいですね。

 

仕事を辞めて10日が経ち、

メリハリもなければ誰とも話しもしていなかったので、

なんだかほっと和んだのも思わぬ収穫でした。

(もはや定年後の初老並みの発言ですが・・・)

 

 

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