ちょいボラ

 

西宮市のボランティアセンターが実施している

身近なところで出来るちょっとしたボランティアを、

”ちょいボラ”と呼んでいるそうです。

 

退職して時間ができた3月から、

”ちょいボラ”の「切手整理ボランティア」と

「エコ封筒ボランティア」を続けています。

どちらも隔週1回、交互の活動週になっているので、

毎週1回ボランティアセンターに顔を出すようになりました。

 

5月前半はゴールデンウィークで活動が変則、

5月後半は私の都合で全く参加することができず、

6月に入ってから久しぶりに再開しました。

 

昨日は、封筒づくりの活動日だったので、

勝手ながら溜まっていた不要な紙袋を持って行ってみました。

紙袋の底を開き、側面を開き、取っ手をはずして、

一枚の大きな紙になったところで、

封筒の型抜きをして、ハサミで型通りに切り、

糊代をボンドで貼りつけたら完成。

 

わざわざ持って行かなくても家でもできる作業なのですが、

狭いアパートでは紙袋を広げるスペースが十分でない上、

10分程で「今日はこれでおしまい」と作業をやめてしまうことが

目に見えています。

 

これが、ボランティアの”場”に行くと、

2時間の活動時間中ずっと手を動かし続けることができます。

紙袋を広げる作業は、ちょっとしたストレス発散になり、

封筒をつくる作業は、今の私には脳と心のリハビリのような?

ひとつのことに集中して、モヤモヤした気持ちが落ち着き、

最近のどうも集中力が続かないもどかしさも軽くなりました。

 

一言二言お話をすることもありますが、

参加の皆さんは自分のペースで黙々と作業をされています。

終了時間になると協力してさっと片づけ、

「お疲れ様でした」と引き上げる潔さも気が楽です。

 

とはいえ、ボランティアコーディネーターの方が、

「久しぶりです。どうされているかなと気にしてました」と

声をかけてくださったときには、

この緩やかな繋がりを温かく感じました。

何かの役に立っている実感は全くありませんが、

自分がうれしい気持ちになれるところが

”ちょいボラ”の良いところです。