松山への旅 ②

12月29日(木)

 

朝はゆっくり7時半頃に起床。

お母さんが素朴なのに上品な和朝食を用意してくれました。

この日はお母さんは9時にみかん摘みへ(!)。

友人が迎えに来る10時までひとりで新聞を読んだりして、

まるで我が家のように過ごさせていただきました。

 

10時に迎えに来てくれた友人親子と向かったのは大洲です。

友人が行きたいと思っていたという特別感のあるレストランに

ランチの予約を取ってくれていました。

 

大洲城のすぐ目の前にあるレストランは、

歴史的建造物の造りを残したまま改修されたホテルに併設され、

その閑静な佇まいだけで非日常感たっぷりです。

美味しい地産地消のお料理の数々が美しい青の砥部焼の器に盛り付けられ、

なんとも優雅で特別な時間を過ごすことができました。

小6男子も「ジェントルマン」などと呼ばれて照れ笑いが可愛い。

お互いの日頃のがんばりへのご褒美でした。

 

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さて、伊予の小京都と呼ばれる大洲は、

四国の西側の南予と呼ばれる地域に位置しています。

大洲城の城下町として栄えた昔ながらの街並みが残り、

歴史を感じさせるノスタルジックな雰囲気と、

市の中央部を流れる清流「肱川」や美しい山並みが広がります。

 

ゆったりと昼食を楽しんだ後は、眼前の大洲城まで足を伸ばし、

それから城下町を散策しながら臥龍山荘へと向かいました。

 

臥龍山荘は肱川流域の景勝地臥龍淵」に建つ山荘で、

茅葺き屋根と農村風寄棟の平屋が数寄をこらした名建築と言われているそうです。

実際に見学してみると、素朴でありながらも隅々まで計算づくされた設計になっていて、

まさに職人の粋が詰め込まれた文化的価値の高い建造物でした。

そんな山荘から眺める「臥龍淵」の美しいこと!

そう広くない敷地ですが、ゆっくり鑑賞していると日暮れも近くなっていました。

 

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大洲を後にして向かったのはJR下灘駅です。

かつては海に一番近い駅と言われていた無人駅は、

青春18キップのキャンペーンポスターとして何度も取り上げられている有名な駅。

海辺の田舎の無人駅を想像していたのですが、

今のご時世を反映してかインスタ映えスポットになっていました。

松山に来てから遭遇していなかった若者たちがいっぱいです。

ということで、哀愁とか風情は感じられずでしたが、

うっすらピンク色に染まる海とノスタルジックな駅の景色はやっぱり素敵でした。

 

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というわけで、この日の観光は終了し、松山へと戻ります。

友人のお母さんは、伊予柑摘みで疲れてすでに休んでいるとのことで、

友人宅でブリしゃぶの夕食をいただくことになりました。

夕食を準備してくれている間に2匹の猫とも戯れて、

食後は片づけも手伝わないまま遅くならないうちにお母さん宅へ。

すでにお休みだったところに帰宅したのですが、

起き出してきてくれたお母さんからお風呂の始末を教わって、

またも我が家のようにお風呂に入ったり寛いでから床に入りました。

 

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3日目に続く・・。