犬山城と犬山祭

 

4月2日(土)

母と愛知県の犬山市に行ってきました。

2018年4月に敦賀、2019年8月に尾道へ出かけて以来の、

母とふたりの青春18切符日帰り旅行です。

 

早朝6時30分に出発して約3時間半のかけて移動した行程はこちら。

6:42 さくら夙川JR東海道本線 普通 京都行き

7:15 大阪発 JR東海道本線 新快速 米原行き

8:46 米原JR東海道本線 普通 大垣行き

9:26 大垣発 JR東海道本線 特別快速 豊橋行き

9:38 岐阜発 JR高山本線 普通 美濃太田行き

10:05 鵜沼着

 

鵜沼駅から名鉄に乗り換えて犬山駅まで行くこともできましたが、

長い時間電車に乗っていたので、歩いて犬山城へ向かうことにしました。

無人ではあるものの立派な駅舎を出て南に歩くと、

すぐに雄大木曽川が見えてきました。

木曽川にかかるツインブリッジといわれれる犬山橋を渡り、

遠くに眺める犬山城を目指して木曽川沿いの桜並木を歩きます。

まさに日本の伝統を表すような桜とお城を眺めながら、

約30分くらいで犬山城前の広場まで到着しました。

 

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犬山城ふもとには、三光稲荷神社猿田彦神社、針鋼神社があり、

それらを抜けると犬山城の入場券販売所に出てきます。

入場から天守閣へあがるまで40分待ちとの案内が。

明治維新後に廃城となった犬山城は、

現存する日本最古の木造天守と言われ、

国宝に指定されています。

その天守最上階から四方を見渡せるということですが、

3重構造の中の階段は狭くて急なので、

一度にはたくさんの人が入ることはできないのです。

でも、はるばるここまで来たのだからと入場し、

根気強く並んで天守の中を見学しました。

 

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靴を脱いであがった天守の中はひやりとして、

特に床の冷たさが響きます。

戦国時代はどうやって暖を取っていたのでしょうか。

いろいろ思いを巡らしているうちに最上階の回廊へ。

さすがに眺めは素晴らしいですが、これが意外に怖い・・!

高所恐怖症ではないはずなのに、柵が低いので思わずへっぴり腰に。

なるべく右に重心をかけ壁に身を寄せて一周しました。(苦笑)

 

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天守からの眺望を楽しむと、気がつけば12時です。

この日も代わり映えしないおにぎりを持ってきたので、

天守のたもとでお昼を食べることにしました。

なかなかの名案だと大満足で犬山城を後にしました。

 

さて、今回の旅のもう一つ目的は、犬山祭です。

犬山祭は1635年から続く伝統のお祭りで、

華やかな3層の「車山(やま)」が13輌も繰り出し犬山城の城下町を巡り、

笛、太鼓に併せて”からくり人形”が披露される「車山行事」が特徴で、

ユネスコ無形文化遺産に登録されているそうです。

過去2年はコロナの影響で開催が中止だったそうなのですが、

今年は規模を縮小して3年ぶりに実施されると聞き、

母はこの車山を見てみたいと思っていたのです。

 

どこをどのように山車が通るのか、情報はあまりありませんでしたが、

少し時間があったので、犬山城の城下町の本町通りを歩いてみました。

伊勢神宮おかげ横丁みたいなイメージです)

人の多さに辟易しながら、地図に記載があった「どんでん館」を目指します。

こちらの施設も下調べしていたわけではないのですが、

なんとこの「どんでん館」前で、車山が出発の準備をしていました。

普段は、こちらの施設に山車4輌が保管展示されているそうです。

偶然にも間近に陣取りをして、車山が次々と出発していく様子を

見物することができました。

 

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目標達成したところで岐路につくべく、

ゆっくりと駅まで歩いて戻ろうと城下町内の別の通りを歩いていると、

他の山車に遭遇して”からくり人形”が動くところも見ることができました。

船の形をした山車も出陣しており、

豪華絢爛のお祭りの一部を垣間見ることができ本当に幸運でした。

 

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桜が映える犬山城と活気ある伝統行事の犬山祭。

県外への旅行自体も3年ぶりくらいだったので、

心から大満足の楽しい日帰り旅行になりました。

14時42分に鵜沼駅を出発し、行きと同じようにJRを乗り継いで、

戻ってきたのは18時半です。

往復7時間の移動と12000歩のウォーキング。

時間と心の余裕があるからこそできた母との青春18切符旅行でした。

楽しい一日をありがとう!!