8月27日(日)
2023年夏の最後のドライブです。
この日は、夏らしく海を目指して和歌山へ。
9時に西宮を出発し、南紀白浜方面へと向かいました。
途中、阪和道のトンネルで事故渋滞がありましたが、
11時半すぎには、目的地の「千畳敷」に到着しました。
駐車場に車を止めて外に出た瞬間、
思わず声を出さずにはいられない絶景が広がっています。
紺碧の太平洋に向かってスロープ状に広がる岩畳。
1500万年前から長い年月をかけて打ち寄せる荒波に浸食された岩盤は
何層もの階段状に削られた自然の造形物となり、
その景観は特異で不思議で圧倒的。
大きな岩盤に囲まれるとアメリカのグランドキャニオンを彷彿させます。
一方でその背景にくっきりと太平洋の水平線が一望でき、
芸術のような圧巻の美しさはまさに絶景です。
次に向かったのは「天神崎」です。
その先端に「丸山」と呼ばれる小さな島のような岩礁があります。
干潮時には水中に隠れていた岩礁が現れて平坦な道を作るので、
歩いて丸山まで行くことができるそうです。
最近では、和歌山のウユニ塩湖と呼ばれ、条件が揃えば、
水が鏡のように空を映し出して上下対称の現像的な風景が撮れる
写真映えスポットとして有名になっているようです。
この日はそんな写真映えのタイミングではありませんでしたが、
エメラルドのような緑にも見える海の美しさと、
不思議な自然の景観に感動でした。
そして最後に「奇絶峽」へ。
渓谷内には、巨石や奇岩がいたるところに点在し、
緑溢れる自然のなかに荒々しい岩石が点在する景勝地だそうです。
駐車場からすぐのところに赤い滝見橋がかかっていて、
橋を渡った先に高さ約23mの「不動の滝」がありました。
滝の周辺は緑に溢れ、これまた涼やか。
一方、近くを流れる川には巨石がゴロゴロとしていて、
これまでの滝めぐりとは違った趣です。
きっと辺り一帯が巨石と緑に囲まれ、
まさに文字とおり珍しい絶景の渓谷が広がっているのでしょう。
ということで、和歌山南紀の絶景めぐりはこれにて終了。
本当に自然の造形には驚かされるばかりです。
夏の最後に夏らしい絶景をたっぷりと楽しむことができ、
素敵な夏の締めくくりになりました。
いつもありがとう!