8月14日(月)
真夏のドライブ第2弾に出かけました。
翌日には台風7号が近畿地方に上陸するおそれがあるとの予報のため、
雨や風が強まる前にさっと近場のお出かけです。
8時半すぎに西宮を出発して向かったのは、
”独鈷”とは、もともと護身用の武器だった密教の法具のひとつで、
弘法大師が独鈷を投げ入れて大蛇を封じたとの伝説に由来する滝なのだそう。
全長18m、白布を垂らしたような景観だということです。
山に囲まれた丹波エリアにも滝は多数あるようですが、
駐車場に車を止めて5分くらいで滝壺まで到着できるという
アクセスの良さから選ばれました。
独鈷の滝は、三方を山に囲まれた岩滝寺の境内の中にあり、
駐車場の周辺には、山門や本本堂、四国八十八仏などがあります。
渓谷に沿って山の中に入ると、すぐに独鈷の瀧が見えてきました。
岩壁からまっすぐに流れ落ちる白い瀧は、神秘的な力強さを感じます。
岩と高い木々に囲まれた景観が仙境のようです。
独鈷の滝の滝壺の右側に急な階段が見えました。
どうやらこの階段を上りきったところに小さな洞窟があり、
弘法大師が彫ったとされる本尊の不動明王の石像が置かれており。
さらにそこから山の中を進むと不二の滝という滝も見られるようです。
心はひかれつつも、階段がかなり急で登り切るのは大変そうだったので、
結局不二の滝は巡らずです。
次は、丹波市と篠山市との堺にある鐘ヶ坂公園にある「不動の滝」。
谷間にひっそりと佇む滝は、これまで巡ってきた滝のような迫力はありませんが、
滝で身を清める滝行に相応しい印象を受けます。
寒さの厳しい冬には、滝自体が凍って美しい風景が見られそうです。
丹波の山の中で、滝めぐりと森林浴を楽しんだあとは、
道の駅に立ち寄りながら篠山市の篠山城周辺まで車で走らせました。
篠山城では、デカンショ祭りに向けて提灯がたくさん飾られており、
さらに立派な木造のやぐらも見えました。
ちなみに、丹波篠山デカンショ祭りは、西日本最大級の民謡と盆踊りの祭典で、
今年は15日・16日の2日間、コロナ禍後4年ぶり70回目の開催だったようですが、
あいにく台風7号により初日は中止になったようです。
ということで、この日のお出かけはこれにて終了。
下道を走って西宮に戻ったのは午後2時でした。
嵐の前の静けさか、雨や風に当たらず、渋滞にも巻き込まれず、
安全にサクッとお出かけできたのは有難いことでした。
今日(15日)は台風7号が直撃し、各地が風や雨が強まっているとのこと。
災害の危険が迫っている地域も多々あるようなので、心が痛みます。
甚大な被害が出ないことを願うばかりです。