運転免許証の更新

 

7月の終わりに免許証更新のお知らせが届きました。

誕生日の1ヶ月前後内に更新手続きが必要だということ。

完全なるペーパードライバーなので

運転免許証はパスポートよりも出番が少なく、

お知らせの葉書がなければ気づきもしていませんでした。

 

5年に一度の更新だとありますが、

5年前に手続きをした記憶が全くないのが怖いです。

神戸の元町にある兵庫県警察本部別館の場所を

地図で調べてみると兵庫県庁のすぐ近く。

そういえば、なんとなくこの方面に行った記憶があるような?と、

5年前の更新のごく小さな記憶のかけらが呼び起こされました。

 

結局それ以外の記憶は蘇らないまま、

現在受講中の初任者研修の休講日を利用して、

更新手続きに出かけることにしました。

 

建物に入りエレベーターで6階にあがると即時、

「お知らせ葉書」と「免許証」を手元に用意するように言われ、

指示されるまま窓口の列に並んだら、

記入用紙の配布 → 必要事項の記入 → 収入印紙の購入 → 

記入内容の確認→ 視力検査 → 暗証番号の設定 と、

次々と列に並び直して、汗をふく間もないままに写真撮影まで。

 

私の前の方が、綺麗にお化粧をして微笑んで写真に臨まれています。

「このあとは講習です。間に合いますので急いで上の階にあがってください」

撮影後に小走りで階段を上がって行きました。

私も前の方と同じ回の講習に入れるかも(入りたい)と、

マスクをはずして汗もそのまま、

設置されていた鏡も見ずに撮影の椅子に腰掛け、

撮影終了と同時に小走りで階段をあがりました。

 

「この用紙に名前を書いて、この部屋に入ってくださいね〜」

用紙に名前を書き殴り、部屋に入ると中は空っぽです。

「席は順番なので、一番前ですよ〜」

 

え!前の人と同じ回には入れないの?!

次の回が始まるのは10時から?!

今9時31分!始まったばかりの回に入れてほしい!

急いで階段あがってきたんですけど!

寸でのところで分け隔たれたことに無性に腹が立ち、

いろいろ詰め寄りましたが、何も変わることはありません。

仕方がないので部屋の外の廊下で椅子に座って本を読みます。

 

文句を言ってしまった自分を反省し、

案内係のおじさんに謝ろうかなどと考えていると、

本にも集中できす、自己嫌悪の待ち時間です。

講習開始の直前に部屋に入り一番前の席に座ったら、

すぐ目の前の教壇で説明を始めたのが先の案内係のおじさんです。

ますます申し訳ない気持ちになって講習中も気が気でありません。

 

30分の講習が終わり、

「座席の順番に免許証を渡していきますので、

1番の方から順にに退室してください」と、

案内係のおじさん(講師)に誘導されて部屋の外に出る際、

「長い間お待たせしてすみませんでしたね」と一言。

その方はただ自分の仕事をしているだけで何も悪くないのに、

私がつまらない文句を言ってしまったことが、

本当に恥ずかしく申し訳ない気持ちになりました。

「いえ・・。ありがとうございました」

と返答する自分も情けなく、自分の行為を猛省しました。

 

で、受け取った新しい免許証の写真がまるで山姥!

髪がぼさぼさで野暮ったすぎる!

こんなことなら少しでも髪を整えたら良かった・・。

意味なく急いだ結果この様なので自業自得ですね。

運転免許を取り出すたびに、自分の行為を思い出して、

反省を忘れないようにしたいと思います。

(それでも気持ちが薄れゆく可能性があるので防備録に書きました)