神戸牛の夜

 

カナダの友人が5年ぶりに日本へ帰国というので、
ご家族や友達と会う貴重な時間を少しもらって、
神戸で夕食をすることになりました。

愛媛出身の友人はカナダに住んで20年近く(!)、
里帰りも数年に一度のペースです。
ワイナリーでのお仕事の先輩ですが、
公私にわたりお世話になって親しくしてもらっているので、
今回帰国を決められたことを家族のように嬉しく思っていました。

愛媛へ直行はせず、横浜〜神戸〜岡山経由で神戸に1泊の来神です。
神戸=Kobe Beef、鉄板焼きレストランで神戸牛を食べてみたいという
リクエストに喜んでお付き合いです。

新神戸駅近くのホテルに宿泊を決めた友人とは
ホテルのロビーで待ち合わせ予定だったのですが、
新幹線の到着時刻に合わせてサプライズで新神戸駅でお出迎え。
その後ホテルに向かいチェックインした友人のお部屋に入れてもらい、
しばらくはお部屋であれこれ話しが尽きません。
会う前にメールで近況報告していてこれです。

夜7時を過ぎたので、そろそろ夕食に行きましょうと
ホテル内の鉄板焼きレストランへ。
いくつかあるコースメニューの中から
「神戸牛コース」を選び私は赤ワインもつけました。

目の前に運ばれてきた霜降りの神戸牛肉と
気持ちの良いサービスと共に運ばれる新鮮で珍しい野菜を使った前菜、スープ、サラダ。
鉄板の上のシェフの美しい手さばきを眺めながら順にこれらをいただいているうち、
あっという間にお肉が食べごろ焼き加減に。

いよいよ一口。まずは何もつけずにそのままで。
柔らかなお肉をゆっくり噛んでいると口に中に肉の旨味と甘味が広がります。
「わぁ、甘い!」と思わず口に出た私。
「そうなんです。神戸肉と他の和牛の違いはどの甘味なんです」と
経験長そうなシェフが教えてくれました。

押し付けがましく謙虚で程よい距離を保たれたサービスも心地よく、
神戸牛のステーキを心ゆくまで堪能し、コースの最後まで居心地よく
美味しい夕の時間を過ごすことができました。

お会計の際に「ここは私が」「いや、それは私が」と
ありがちなせめぎ合いの末、
これまでのたくさんの感謝と今回の再会のお礼を込めて、
私からの気持ちということにさせてもらいました。

神戸っ子だって神戸牛なんて滅多に食べません!
特別な夜をありがとうございました!!
短い滞在中にご家族やお友達とたくさんの楽しい時間を過ごして下さいね!
(本人はこのブログのことを知らないので読むことはありませんが....)

 

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