3月29日(金)
新神戸駅11:02発のぞみ157号で博多へ。
母はJRのジパング倶楽部会員なので
別の新幹線チケットを利用するということで、
博多駅のプラットフォームで待ち合わせとなりました。
午後1時半に博多に到着し母とも合流。
まずはランチに博多グルメをと選ばれたのは博多ラーメン。
博多ラーメン王道店の一つだという「Shin-Shin」で
5人並んでカウンターに座り、
4人は博多ラーメン、私はチャンポンをすすりました。
ちなみに、私はラーメンをほとんど食べないのでよく分かりませんが、
博多ラーメンの特徴は豚骨細麺で、麺の固さを選ぶことができるのだそうです。
さて、ランチも食べ終わりこの先はどうしましょう?と、
そもそも計画が全くなかったため店を出てから相談です。
2日ともにお天気はよさそうなので、
駅のインフォメーションセンターで地図をもらって、
博多の総鎮守と言われる櫛田神社を中心にして
川端エリアを散策することにしました。
地図を頼りに辿り着いた櫛田神社。
博多祇園山笠の奉納神社なのだそうで、
見応えのある立派な飾り山笠が境内に納められています。
全く知識なく訪れた私たちは、その豪華絢爛さにびっくり。
境内には桜も咲いていて、幸先よいスタートとなりました。
その後、川端商店街を少し歩き、はかた伝統工芸館へ。
入館無料だったので中に入り2階の展示室を覗きます。
博多織や博多人形などの伝統工芸品の中には
歌舞伎や能の演目の人形があるほか、
踊り場に歌舞伎役者の手形まで展示されていたので、
だったらついでに博多座も見に行ってみようと、
工芸館の次は博多座を目指しました。
桜が取り囲む冷泉公演を通って博多座へ。
近代的な大きな建物にちょうちんだけが歌舞伎の名残。
舞台、ミュージカル、宝塚、歌舞伎と、話題の演目が上演される
演劇専用劇場です。
さて、次の目的地は東長寺。
弘法大使創建の寺ということで朱赤が鮮やかな五重塔が華々しい。
「五重塔」と言えばすぐに教えてもらえるよく知られたお寺ですが、
この周辺には東長寺以外にも歴史のある大きなお寺が点在しています。
実は博多は京都・奈良に次いでお寺や神社が多いそうです。
貿易港として栄えた博多は商人の町として有名ですが、
その背景に宗教が密接に関わり繁栄したのでしょう。
こうして歴史に少し思いを馳せたところで、なんと歩数が11111歩。
博多駅の周りは十分よく歩いたので、
そろそろ本日の宿のある二日市へ移動することにしました。
妹が予約してくれていた温泉旅館「大丸別荘」。
JR博多からJR二日市駅そこからタクシーで5分のところを、
地図を片手に徒歩で向かいます。
裏路地を抜けてたどり着いたのは、
風格ある大正建築に館内に立ち込めるアロマとお香の香り、
そして行き届いたもてなしが素晴らしい由緒ある旅館でした。
こんな贅沢な旅館に泊まりながらも、
夕食は近くのファミリーレストランへ。
このカジュアルさも家族旅行ならではです。
夕食から戻ると早速、大浴場で久しぶりの温泉につかり、
今日の疲れと出張の疲れ、日ごろの疲れも全部取って部屋に戻り、
さっきコンビニで買ってきたワインを飲んだらすっかり眠くなり、
妹と姪っ子が大浴場から戻るのも待たずに布団に入り、
あっという間に眠りに落ちました・・。