今日は母の日。
いつまでも世話になりっぱなしの母を
せめてランチにでも誘ってみると、
山の会の例会で一日留守だとのこと。
何もしなくていいからね、と言われるけれど、
感謝の気持ちだけでも伝えなければと勝手な使命感にかられ、
不在と分かっていながら朝の9時半ごろ、実家を訪ねました。
インターンホンを鳴らしても誰もいないので、
「こんにちは~。お邪魔しま~す。ただいま~」と言いながら、
鍵をあけてベランダへ。
こっそりトマトの苗をプランターに移して帰ろうと企んだのです。
確か昨年の母の日、
「買って植えようと思いながらやっぱりまだ買ってない」と
言っていた母にトマトの苗を買ってきて同じことをやりました。
プランターへの植え替えと水やりも済ませてある苗を
もちろん母は喜んでくれたのだけど、
私の手では土が十分に整えられておらず
結局母が肥料をやって土を混ぜて植えなおしました。
おかげでトマトはすくすくと育ち、
母が留守にするときには代わって父が水をやり、
収穫までしてくれたそうです。
ならば今年もと、意気込んで留守中に忍び込んだ私。
ところが、ベランダにはすでにトマトが綺麗に植え付けられ、
すでに小さな黄色い花さえ咲きかけています。
しまった・・!!!
トマトを植えたのかどうか事前に聞くことをどうして思いつかなかったのか。
自分に呆れ後悔したけど仕方ない。
奥に追いやられたまま長い間放置されていた古いプランターを見つけ、
中に入っていた土の状態に不安になりつつ、
買ってきた肥料を混ぜて植え替えました。
ついでに小さな鉢に心ばかりのカーネーションも。
作業が終わってベランダから室内に入ったところに、
ちょっとそこまで出かけていた父が帰宅。
父にとっては思いもしない鉢合わせとなり、
心臓が止まるかと思うくらいに驚かせてしまいました。
失礼!
事情を説明して、ごたつくトマトの苗を見てもらい、
豊作を願って世話を託しました。
作戦成功とは言えないけれど、気持ちだけは伝わるでしょう。
お母さん、いつも本当にありがとう!