いつもは何の縁も関心もない十日えびすですが、
今年は他人事ではありません。
恒例の「福男」を決める西宮神社は家のすぐそばなのですから。
そもそも「十日えびす」とは、
毎年1月10日前後の3日間で七福神のひとりである戎様に
商売繁盛を祈願するお祭りのこと。
開門神事福男選び、大マグロの奉納、有馬温泉献湯式などの行事とともに、
800軒を越える屋台が軒を連ね、開催3日間で百万人を超える参拝者で賑わうそうです。
9日が宵えびす、10日が本えびす、11日が残り福、なのだとか。
全く考えたこともなかったけれど、
今年は10日が3連休とあって、
相当の人混みが予想されます。
せっかくの週末に、いかに混雑を避けるか、
というのが私の最大の関心ごとになりました。
9日(土)は半日仕事。
仕事帰りに実家に立ち寄り、
早目の夕食をいただいて帰ってきたら、
最寄りの西宮駅から神社周辺の騒々しいこと。
10日(日)は早朝に福男レースがあったようなので、
逆に布団をかぶっていつもより遅めの起床。
10時に妹と待ち合わせて、阪急夙川駅前の珈琲屋さんで
ゆっくり静かにコーヒーをいただきました。
この日は本えびすとあって、夜遅くまで近所は人通りが絶えません。
買い求めた笹についた鈴の音はともかく、
遠くから響き聞こえる場内アナウンスはや喧騒は
予想を上回る騒々しさでした。
11日(月)。
残り福の早朝なら人出も少ないだろうと思い立ち、
ゴミ出しのついでに西宮神社に行ってみました。
並ぶほどはないとはいえ、朝からこの人。
そしてこれが有名なマグロ。
はい、皆さん並んでお金を張り付けています。
もちろん私は見物のみ。
それにしても縁起物に食べ物と、
本当にたくさんの出店が並んでいます。
えべっさんは商売繁盛の神様とは言いますが、
この3日に渡る祭りの間にお金を落とせば
経済も循環するということかしら。
祭りごとが大好きな日本の国民性がよく表れています。
皆の祈念が通じ、2016年の景気がよくなりますように。