クリスマス 2014

 

高級ケーキのカタログや、立派なイルミネーション、 

なぜか24日がメインに据えられた盛り上がりと、 

チキンの大量販売に驚いた久しぶりの日本でのクリスマス。 

不況と言いながらの強烈な消費っぷりと 

イベント好きな国民性はさすがです。 

 

一方、カナダでのクリスマスも商業化し、 

文化や伝統の趣は薄れつつあるようで、 

殺気立ったプレゼントの準備とラッピングに追われ、 

ターキーの仕度と片付けには辟易気味だった私。 

喜んでくれる人がいたから辛うじて順応していたけれど、 

今年のクリスマスは楽でいい、というのが本音なのです。 

 

それでもやっぱりカナダのクリスマスは一大イベント。 

年ごとの概要を今でもしっかりと覚えています。 

 

2007年。 

彼の両親の家ではじめてのカナダのクリスマス。 

美しいデコレーションに見惚れ、おいしいターキーをいただき、 

一大イベントのプレゼント交換会に驚愕。 

 

2008年。 

結婚して2週間後のクリスマス。 

旅行から帰ったばかりで準備はほとんどできず、 

義父母宅で結婚とクリスマスをお祝いしてもらう。 

 

2009年。 

義父が亡くなる1か月前のクリスマス。 

妹が日本から送ってくれたプレゼントの千羽鶴を 

嬉しそうに抱える姿が最後になりました。 

 

2010年。 

ひとりになったクリスマスクイーンの義母を 

我が家に招いてのクリスマス。 

彼が義母のためにターキーを作る。 

 

2011年。 

義母がクイーン復帰。 

美しいデコレーションと膨大な数のプレゼントに溢れる 

チズム家伝統のクリスマスの2日間。 

 

2012年。 

彼が退院後すぐのクリスマス。 

無事に一緒に過ごせるだけで十分。 

 

2013年。 

家族3人と猫一匹の最後のホワイトクリスマス。 

 

そして迎えた2014年。 

8年ぶりの日本のクリスマスは、 

ターキーも、ツリーも、プレゼントもない! 

 

でも、25日のクリスマスの日、母と一緒に妹宅へ伺って、 

ささやかなクリスマスパーティーができました。 

 

私はアボカドサラダとディップを作り、一足先に妹宅へ。 

途中で妹と待ち合わせて、夙川のおいしいパン屋さんで 

パンパーティーができるくらいのパンを購入、 

百貨店で惣菜も買い足して妹宅へ戻りました。 

 

早速買ったばかりのおいしいパンを軽いランチ代わりに。 

それから、近所の酒屋とスーパーで、ワインと夕食の食材を買出して 

妹がパンプキンスープと、ピザを用意してくれました。 

そこへほどなくハンバーグを持参して母が合流。 

久しぶりの母娘3人のガールズトークに花が咲きます。 

 

そうして5時過ぎ、終業式のあと部活に出かけていた姪っ子と、 

学童が終わった甥っ子がおなかをすかせて帰ってきたので、 

昼間に揃えた全てを食卓に並べてみました。 

ほら、おいしそう~! 

 

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 ご馳走はあっという間になくなりました。 

でも、デザートは別腹。 

ということで、妹と姪っ子がデコレーションをしてくれたケーキ。 

やっぱりケーキはクリスマス感を盛り上げます。 

 

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歓声をあげて写真を撮っていると、 

携帯電話をいじっていた姪っ子がタイムライン(何それ?)にアップされた 

友達のクリスマスディナーの写真を見せてくれました。 

どの家庭も、チキンやパスタの洋食やお刺身にワイン、

ホールケーキとかなり豪華!! 

気合が入っています・・・!

 

今の子供たちもその親たちも大変ですね。 

こんなふうに見せ合いをされるなんて・・・。 

でも、私たちだって負けちゃいません! 

 

なんていう会話もとても楽しく、 

おいしいものをたくさん食べて、たくさん笑って、 

心温まるクリスマスとなりました。 

やっぱり家族と過ごすクリスマスが一番。 

ありがとう!