カポジ水痘様発疹症

 

 

5月も終わろうとしていますが、

ゴールデンウィークの終わりに発症したカポジ水痘様発疹症から

未だにすっきり回復できていません。

 

この耳慣れないカポジ水痘様発疹症に初めて罹患したのが昨年の11月。

ゾンビのような見た目と回復までに要する時間の長さにストレスも多く、

1ヶ月半かかってやっと落ち着いたと喜んで年を越したら、

元旦に再発という手強さに本当に驚きました。

 

その後、これまで自覚もなかったアトピーの症状も強まり、

改めて自分がこの歳になってアトピー性皮膚炎持ちになったのだなと実感し、

原因を知るためにアレルギー検査を受けたりもしましたが、

はっきりと原因が分からないまま、

毎日肌の状態に一喜一憂しながら冬を乗り越えました。

 

春になりようやくアトピーもコントロールでき始めたように感じ、

ゴールデンウィークになって数ヶ月ぶりに日焼け止めを塗ったり、

少しだけファンデーションを塗るなどできるようになりました。

 

ところが連休最終日、顔にアトピーの症状が出始めているかなと思ったら、

翌日にはあっという間に水疱瘡のような痛みを伴う水痘が顔一面に広がりました。

ソンビ再び、まさかのカポジ水痘様発疹症です。

体のだるさと首のリンパがビー玉のようにと腫れる身体症状もあります。

かかりつけの皮膚科を受診すると「出てしまいましたね」。

先生がいうには、ベテランになるとカポジが出そうという時に、

何らかの兆候があることに気がつく人が多いということ。

患者それぞれに異なるようなのですが、医師より患者の直感が正しいことが多いそうです。

私はまだまだベテランには遠そうですが、これも慣れるしかないのでしょうか。

 

飲み薬を処方してもらい1週間くらいで水痘は治りましたが、

アトピーとかポジのせめぎ合いで常に顔は真っ赤。

3週間目にはカポジ再燃の危機で、また振出しに戻りました。

 

カポジの治療からアトピーの治療に戻るタイミングも難しいそうで、

アトピー治療のステロイドやプロトピックはカポジの悪化因子になるため、

どちらを優先するのかは医師でも正しい判断は難しいということは

元旦に再発した際にも話していただいたとおりですが、

「コロナウィルスの感染者が減ったからと外出自粛を解除すると、

また感染者が増えるのと同じですね。」

と、今回は時流に合わせたご説明でした。

 

難しいことは分かっても、症状が落ち着かないのはやはり辛いです。

今週は、顔と首が赤いだけでなく、マスクに膿が染み出すほどだったので、

本日も皮膚科受診。(今月4回目)

 

「うーん、もう少しステロイドを我慢してカポジを押さえ込んだ方がいいですね。」

確かに再燃してゾンビ顔に戻ることを思えば、この真っ赤な顔もまだマシか・・・。

かつては目の周りがかぶれて慌てていたけれど、

今では目の周りだけだったら調子良し、というレベルです。

なかなかすっきりせず気持ちもどんよりしてしまいますが、

one day at a timeで付き合っていこうと思います。