沖縄日記②

 

8月11日(日)

 

沖縄2日目。

この日は現地の日帰りバスツアーに参加です。

 

集合は朝8時20分に県庁前。

ホテルから歩いて集合場所に向かいます。

大きなリムジンバスに6名の参加者を乗せ、

定刻の8時半に県庁前を出発しました。

このあと2カ所で他の参加者も追乗し、ツアーは私も含めて8名に。

多言語音声ガイド対応ということで、

参加者はほぼ台湾や中国からの旅行者です。

 

さて、バスは沖縄本島のほぼ中央に位置する恩納村へ。

まずは万座毛に立ち寄りました。

象の鼻の形に見える隆起サンゴの断崖絶壁の周囲には美しい海が広がり、

まさに絶景の有名観光スポットです。

この日も良く晴れた夏の空が広がり、澄み渡るコバルトブルーの海が

一段と美しく見えました。

そうそう、2020年に万座毛入り口に周辺活性化施設ができたようで、

休憩や買い物をすることができるようになっていました。

まったく影のない原っぱと断崖を散策したあとに、

クーラーの効いた綺麗な屋内はとても有り難かったです。

 

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次に向かったのは、名護市のかりゆしビーチです。

ここはマリンアクティビティが盛んで、

リゾートホテルのプライベートビーチのように

たくさんの家族連れで賑わっています。

ビーチや海遊びにはまったく関心のない私ですが、

ここでは船の底がガラス張りになったグラスボートに乗船し、

海中の魚や珊瑚礁が見られるアクテビティが含まれていました。

 

乗船時間は約30分ですが、

美しい海の上に船を停めてガラスの船底から珊瑚礁を眺めたり、

魚の餌づけでボートの周りにたくさんの魚がやってきたりして、

夏の海遊びのハイライトになりました。

 

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続いては、本部町の海洋博公園です。

広大な公園内にはバスツアー定番の沖縄美ら海水族館があります。

私もこれが2回目。

見応えのある水族館の再訪は気にならないどころか楽しみでしたが、

今回は自由時間が2時間でかつ食事も必要、

夏休みの家族連れと避暑対策で混雑は間違いなしという点が引っかかり、

そこへ水族館への入館料が別払いが決め手となって、

私はひとり離れて熱帯ドリームセンターに行ってみることにしました。

 

2000株以上の蘭をはじめ、様々な熱帯・亜熱帯の花々が咲き、

トロピカルフルーツが実る植物園と、景色も楽しめる雄大なセンターです。

思った以上に見所が多く、こちらを選んで良かったなと思う反面、

熱帯気候の花々を育てているために、室内は当然に亜熱帯状態です。

とにかく汗が止まらず、ゆっくり鑑賞できる状況ではありません。

途中日陰や休憩スペースで涼みながらお昼も済ませ、

足早に温室をめぐり、最後は見晴らしの良い遠見台からの眺望を楽しみました。

 

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続けて、海洋博公園から車ですぐ近くにある備瀬フクギ並木です。

防風林として家を取り囲むように植えられたフクギの木々が連なり、

備瀬崎までのおよそ1kmの並木道になっています。

30分の自由時間では時間が足りず散策が十分にできなかったことと

レンタル自転車の観光客が狭い道を行き交うのが玉に瑕ですが、

一度訪れてみたかった場所に来られて満足です。

 

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ここから、沖縄本島中部へと戻り始めます。

読谷村(よみたんそん)の山間にある「やちむんの里」に立ち寄りました。

やちむんは、沖縄の伝統的な焼き物のこと。

かつて那覇で盛んだったやちむんですが、

登り窯で焼く際に出る煙が人々の暮らしに影響を及ぼすと問題視され、

陶工たちが読谷村に移り住むようになったそうです。

やがて陶工たちは元米軍用地だった場所に登り窯を作り、

「やちむんの里」として窯元や店舗が集まる集落になったとのこと。

緑豊かな自然に囲まれ、赤瓦の登り窯など風情ある景色を眺めながら、

工房巡りを楽しむことができます。

工房はお休みのところも多かったけれど、30分の散策時間にはびったり。

こちらも初訪問だったので、大満足です。

 

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そうして最後に向かったのが、北谷町美浜アメリカンビレッジです。

前回もツアーで訪れたうえ、アメリカンな雰囲気にも関心はありません(失礼)。

サンセットビーチまで歩いてサンセットにはまだ早い景色を楽しんだあとは、

たくさんの店舗が並ぶアミューズメントタウンは素通りし、

バスが停まっている駐車場近くのイオンスーパー(!)に入り、

家族用のお土産を買い物してバスに戻りました。

 

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ということで、全ての行程を終え、県庁前に戻ってきたのは20時前。

ほぼ12時間のてんこ盛りの丸一日の弾丸ツアーでした。

駆け足だけどお得感の高い大満足の楽しい一日になりました。

 

 

さて、余談ですが、このあともうれしいエピソードがありました。

長くなりますが、忘れないように書いておくことにします。

 

ホテルに戻ったのはすでに20時です。

夜ご飯はどうしようと再びホテルのコンシェルジュの方に相談しました。

時間も遅いし近場で沖縄料理で、という注文に、

日頃ご自身が同僚や友人といくローカルな居酒屋を教えてくれました。

しかも、店の名前が分からないからと、友人や同僚に電話までしてくれて!

その電話のやりとりの方言を聞くのもなんともうれしいことでした。

 

3人目の電話でお店の名前が分かり、すぐに営業時間を調べてくれました。

ところがなんと日曜は定休日。残念・・!

月曜日は開いているとのことだったので、明日の最終日の夜はここに決まりです。

で、悩んだ結果、昨日と同じお店に行ってみることにしました。

コンシェルジュの方が、人気店だから念のため予約の電話を入れておきますと、

満員だったところに1名だけなんとかと、ねじ込んでくれました。

 

お礼を言ってホテルを出発し、足早に昨日の居酒屋に向かいます。

お店の方も顔を覚えていてくれ、名前を言うとすぐに席に通してくれました。

たくさん食べられるようにハーフサイズでメニューを提供してくれたり、

おすすめのメニューを選んでくれたりと、着かず離れずで居心地がよく、

帰りにはわざわざ出口まで見送ってくれました。

温かい人たちと美味しい食事で素晴らしい一日の締めくくり。

本当に感謝です。

 

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というわけで、この日も暑さに負けず2万歩越え!

疲れてぐっすり休みました。

 

3日目に続く・・。