いつしか梅雨も明け、
すっかり本格的な夏になりました。
茹だるような暑さも、
朝から賑やかな蝉の声も、
日本ならではの風物詩ですが、
花火もまたそのひとつです。
昨夜、妹と一緒に「芦屋花火大会」の
花火を見ました。
私たちが小さかった頃から続く芦屋の花火大会。
かつて深江に住んでいた時には、
ベランダから見たこともあったように記憶しています。
今では大会の規模も大きくなり、
サマーカーニバルとして昼間から
屋台やパフォーマンスなどのイベントが行われ、
近辺では恒例の花火大会として有名のようです。
明らかに混雑が予想される会場は避け、
西宮浜から遠めに眺めることにして
夕涼みの散歩がてらに出かけてみました。
日が落ちた砂浜には、
同じようにして花火を待つ人たちがちらほら。
夜風も気持ち良く直座りも気になりません。
海の方へ目をやっているとすぐに打ち上げが始まりました。
実のところ、こんなふうに打ち上げ花火を見たのは
およそ15年ぶり。
カナダにいる間にも何度かは見ましたが、
全く技術が違います。
間近で見ると降りかかるような圧倒的な迫力だろうけれど、
音や煙や人混みの喧騒の方をつい考えてしまう私には
これだけ見られたら十分です。
花火を見ながら、おしゃべりにも花が咲き、
心地よい夏の夜になりました。