カポジ再発

 

元旦の嫌な予感が的中し、カポジ水痘様発疹症が再発しました。
1月1日に、両頬の腫れたような湿疹と唇の違和感、
それに普段とは異なる悪寒に敏感に気がつき、
前回処方してもらったヘルペス用の軟膏を塗り、
ステロイド軟膏はストップして三が日を過ごしました。

1月4日(土)にかかりつけの皮膚科が診察を開始するのを待ち、
診てもらったところ、顔全体と特にまぶたの腫れがひどく、
一瞥したところヘルペス感染の状態は見られないということで、
顔と首の湿疹を早急にひかせるために、ステロイドの内服薬が処方されました。

11月にカポジ水痘様発疹症に初めて感染して以来、
単純ヘルペスウィルスの重症化であるカポジにはステロイドが天敵で
症状を悪化させるということを学んでいたため、
ステロイド軟膏の使用は慎重にしつつ、先生の判断を待ちました。
皮膚科の先生も判断が難しいことを認めつつ、
顔に痛みが伴っていないことと広範囲の湿疹と腫れが強いことから、
ステロイド内服を選ばれたようです。

翌日5日(日)には、このステロイドのおかげで、
ボクサーのようだった瞼の腫れが少し引き、顔全体の腫れも引いてきました。
ただとても小さな水疱も所々にあるような気もします。
6日(月)から仕事が始まるため、なんとしてでも症状が落ち着くことを
願うしかありません。

そして迎えた6日(月)の朝。
右頬に明らかにカポジとみられる水疱がぽつぽつと出現しています。
やっぱり・・・。
ヘルペス用の内服薬を早く飲むことが悪化を防ぐと学んでいます。
朝一番に病院に行けないことが悔やまれますが、
社会人なので仕方がなくマスクをして一日業務に励んだのち、
鏡をみるとやはりカポジの水疱が広範囲に広がっていました。
そして痛い・・。

仕事を終えてから逸る気持ちでかかりつけの皮膚科を再受診。
私の顔を見るなり先生が、「カポジですね。あなたが正しかったですね」と。
ヘルペスには見えなかったんだけどねぇ。誤診でした」。
アトピー性皮膚炎の治療に使うステロイドやプロトピックは、
カポジ(ヘルペス)を悪化させるが、
明らかに判別できるほど悪化するまでは症状なのか識別するのは難しく、
薬の選択もバランスが難しいことは、患者本人も自覚することが大切だと思います。
今回は、私自身が自分の肌の調子や感覚を信じたほうが正しかったようです。
医者に頼りすぎることなく、自分でも学ぶことが大切だと実感しました。

というわけで、再発したカポジ水痘様発疹症の治療のはじまり。
抗ウィルス内服薬がやっと処方されたので、醜い発疹は早めに治まることを願います。
その先はまた数週間、毎日肌の様子を見ながら対応していくストレスの日々です。
振り出しに戻ってしまったのはショックですが、今度こそより真剣に向き合って、
肌をコントロールできるように頑張りたいと思います。
今や、カポジ博士です。