8月22日(木)
早朝6:55にJR芦屋駅で待ち合わせ。
仕事に行くよりも早起きをして6時半過ぎに家を出ました。
母と合流し7:05芦屋発の神戸線新快速で姫路まで。
平日のため通勤の方で車内はいっぱい。
約50分間立ちっぱなしで姫路に着いた途端、
乗換えのため一斉に車外へ吐き出される人の多さは
危険さえ感じるレベルです。
こちらも必死に押し合いへし合い階段でホームを移り、
黄色い山陽本線岡山行き電車への乗換えに間に合いました。
続いて姫路からから岡山まで約1時間半、
姫路からの約3時間はローカル線でのんびり座席にすわり、
ガイドブックを読んだり車窓から田舎の風景を眺めたり。
10:50に尾道駅に到着しました。
尾道駅舎は3月に建替え工事が終了し新しくなったばかりだそうで、
デザイン性の高いおしゃれなコンセプトの新駅舎です。
せっかくなので駅舎内の店舗も一通り見て回ってから、
案内に従っていよいよ尾道の町歩きです。
駅の南側はすぐに尾道水道、海岸通りと並行して
昔ながらの商店街が東西に伸びています。
私たちは北の山側のエリア散策を選び、
細い坂道を歩いて斜面に密集する古寺を巡りながら、
急な坂道や細い路地、美しい石段がどこかの寺に繋がり、
どの場所からでも南には向島や水道を眺めることができます。
その風景は日本の昔ながらの景色でもあり、
アジアの異国の地のようでもあり、
寺の敷地や民家の隙間をただ歩いているだけなのに
不思議とワクワクとした気持ちになります。
千光寺新道を上っていくとあっという間に千光寺のふもとまで。
境内にある三重岩や石像そして眼下に広がる美しい眺望に大満足です。
立ち止まった瞬間、体中から汗が吹き出し背中を流れ、
息も切れてきたので、ここで一旦水分補給休憩です。
水分を補ってから文学のこみちと言われる遊歩道を散策して、
千光寺山ロープウェイ山頂駅の展望台まで。
展望台でベンチに腰をかけトマトをかじって
汗がひくまで休憩することにしました。
それにしても流れる汗。
照り付けるような陽射しではなかったのですが、
気温は30度ながら薄日と湿気で体感温度は36度でした。
体力回復後、展望台を囲んで反対側の遊歩道を散策し、
猫の細道と呼ばれる狭い路地へ向かいます。
まあるい石に猫をペイントした「福石猫」と言われる猫の石が
あちこちに置かれていたり、道に猫の絵が彫られていたり、
猫グッズを販売しているお店やカフェが狭い場所にぎっしり。
そのまま下ると丁寧寺の三重塔が見えてきました。
眼下の町並みとの調和が尾道らしい独特の美しさです。
景色に見惚れながらそのまま南下すると、
立派なクスノキと拝殿がある神社の境内へ。
珍しい名前で、艮(うしとら)神社と言うそうですが、
ここも大林監督の映画に使われたそうです。
一通り千光寺公園中心の散策が終わって午後1時。
この後は、尾道本通り商店街を歩いて、
お土産物屋さんに立ち寄りながら尾道駅まで戻ります。
途中、ガイドブックに載っていた桂馬蒲鉾商店で、
父へのお土産を買いたいという母の希望で店舗を訪ねましたが、
なんとあいにくの定休日!
このあたりは木曜定休のお店が多いのだそうです。
残念・・・。
でも、昼食の候補にしていたレストランが
この蒲鉾屋さんから徒歩30秒のところにすぐ見つかりました。
外にあるメニューを見ていたら明るい店員のおばさんが見事な客引き。
2時前だったので運よく窓際の席が空いていて、
尾道水道を眺めながら美味しいランチをいただくことができました。
尾道到着からわずか3時間でこの充実っぷりです。
昼食後もう少し散策する時間もありましたが、
暑さで体力も消耗していたためこの日は無理せずここまでに。
14:28尾道発の電車で帰ることにしました。
帰路。
福山から相生行きに乗り換えですが、ここで20分ほど待ち合わせ。
微妙に時間があったので一度改札口を出て福山にも瞬間上陸、
福山城の写真を撮りました。
続いて15:11福山発17:17相生着。次に姫路行きに乗り換え姫路まで20分。
あいにく座席に座れませんでしたが、
ここまで2時間半ほどずっと座りっぱなしだったので、
むしろ立つ方が気持ち良い。苦笑
最後に17:41姫路発神戸線新快速で芦屋まで最後の50分。
始発だったのに通学・通勤の帰宅ラッシュの時間で最初は座れず。
途中明石からは母と並んで座ることができました。
芦屋駅18:30到着で、日帰り旅行のフィニッシュです。
行きが3時間45分。帰りが4時間。
往復7時間45分で、滞在時間は3時間半。
でも本当に楽しい一日で大満喫大満足の青春18きっぷの旅でした。
いつか訪れてみたいと思っていた尾道ですが、
お気に入りの町の一つになりました。
次は必ず大きなカメラを持って再訪しなくては。
お母さん、楽しい一日を本当にありがとう!!!