9月

台風に始まり台風に終わる今年の9月。

ほとんど記憶がないほど慌ただしいひと月でした。

 

9月4日の誕生日、台風により休校となり自宅待機。

翌日に留学生が来日する予定だったので、

前日に仕事ができないのは痛手です。

朝パソコンをリュックに入れて近所のカフェに出向きましたが、

台風に備えてお店はお休み。

改めて、交通機関の全面運休や店舗の閉鎖で、

街の中がすっかり静まりかえっていることに気がつきました。

 

午後になり台風接近により天候が荒れ始めた途端、

強風で建物は軋み、電気もブチブチと切れ出したので

これまで経験のない強さの台風を実感、

そこへ携帯電話にけたたましく緊急速報が入ります。

高波による避難勧告を出されてもこの爆風の中避難できるはずもなく、

避難地域に住んでいる妹に電話をして話しながら、

突風で電気が切れるたびにお互い「怖い~」「やばい~」

一刻も早く無事に台風が通過することだけを祈った数時間でした。

 

風がおさまりようやく乗り切ったと安堵したのも束の間、

台風の被害情報が少しずつ入って来ました。

明日来日する予定の留学生のフライトや出迎えをどうするのか、

次々にラインに室長から指示が入り続ける中、

関空への連絡橋にタンカー衝突の衝撃ニュース。

関空封鎖・・??

 

ということで、この後一晩中留学生に連絡を取り続け、

現況の把握と今後の対応を必死に考えながら翌朝を迎えました。

早目に学校へ向かうもJRは未だに運休、

幸い阪急は運行開始していたのでルートを変更して出勤、

ここから7日(金)まで、記憶が飛ぶほどにバタバタでした。

本来関空に到着するはずの学生たちは、

成田や名古屋、石川、鹿児島まで、想定外の場所に到着しており、

彼らを順に迎えることはかなりの労力が必要だった上に、

オリエンテーションなどの行事予定を全て組み直し、

臨機応変に運営していく日が翌週も続きました。

 

その後も仕事が落ち着くはずもなく、

体力と気力を保つのがやっとという情けない状態で、

これではいけない!と先週末に冬休みの旅行計画を立て、

迷いなくフライト予約を済ませました。

これで少しは気持ちが元気になるかと期待しましたが、

顔中に出ている湿疹はおさまる気配はありません。

皮膚科に行きたくても、土曜勤務が続いて受診も無理。

日本で働くということはやはり厳しい・・・。

 

こんな慌ただしかった9月も終わり。

大型の台風が日本縦断するとの予報で、

今日はこれから関西地方に最接近すると言われています。

嵐の前の静けさの朝、スーパーへ買い物に行くと、

カップラーメンの棚は見事に空っぽ、乾電池も品切れ、レジも長蛇の列。

前回の台風で停電となった世帯も多かったので十分な備えを、

ということなのでしょう。

日曜日なので、家族が皆一緒にいられることは安心ですね。

ただしこれが買出しに拍車をかけているかもしれませんが。

 

というわけで、台風により大きな被害を受けることなく、

家族や知人が安全に10月を迎えることができますように!!!