台湾3日目

 

2月4日(日)

最終日も朝から雨。
朝9時にホテルをチェックアウトし、
始めにお茶屋のお土産物屋へ立ち寄ります。

 

そのツアーバスの中でガイドの楊さんが言いました。
「みなさん、昨日の気温知ってますか?3度です!」
なるほどあれだけ過酷だったわけです。
改めて全員無事に生還でき何よりでした。

 

さて、お茶屋での買い物も終わり、
その後、最後の観光地新北市三峡まで。
台北から車で1時間程で到着し、レインコートと傘の防水仕様で、
「清水厳祖師廟」を訪れました。


17世紀、大陸からの移民によって創建され、
三峡の信仰の中心として守られ続けてきたという廟は、
色彩や装飾が鮮やかで、細部にまで手の込んだ彫刻が施されており、
その芸術性の高さに驚かされます。
雨に濡れて一層荘厳で信仰性が際立って見えました。

 

続いて日本統治時代に建てられたレンガ造りの建築物が
並ぶ山峡老街で自由散策です。
趣ある古い建物には小さな飲食店や土産物屋が入り、
ゆっくりとウィンドーショッピングも楽しい。
観光客が少ないのも嬉しい限りです。

 

ここでは楊さんにもお勧めされたクロワッサンを買い求めました。
日本のクロワッサンとは違って少し硬めの生地で
見た目はプレッツェルのようですが、
様々なフレーバーがあり山峡の名物なのだそうです。
この後早めに空港に向かって解散後に各自昼食となるので、
クロワッサンを軽食にとのアドバイス
「翌日でも美味しく食べられるからお土産にもいいよ」と
最後まで役立つ説明をしてくれました。

 

最終日にも充実した観光ができたことで、
傘を差しながらでも満足度が一気にアップ。
3日間とも天気はあいにくでしたが
とても楽しい台湾旅行になりました。

 

さて、空港に着く手前で楊さんから最終アナウンスです。
「みなさん忘れ物はないですか?
この後皆さんを空港におろしてから、
このバスで別のツアーのお客さんを迎えに行くから、
忘れ物をしても届けてあげられませんよ!」
さすが楊さん、タフすぎます…。
というわけで、楊さんのおかげで本当にエピソード満載で
思い出溢れる旅でした。
本当にどうもありがとうございました!!

 

楊さんと握手で別れたのち、
リュックで預け荷物のない妹と私は
グループから離れてチェックインも早々に済ませ、
午後4時過ぎの搭乗までの2時間半をのんびりリラックス。
最後の最後にスナックとコーヒーを買って残った僅かな現地通貨を数え、
ちょうど全額で母への小さなお土産も見つかりすっかり自己満足です。

 

帰りはわずか2時間のフライトで関空に到着。
急ぎ足で入国審査も済ませ出発直前のリムジンバスに滑り込み、
予定より早く西宮まで戻ることができました。
旅を終えたところで妹が「実はバスの中に帽子忘れてきた。」
えええ〜?!あれだけ楊さんが注意してたのに?!
「空港に着いてすぐ気がついてたけど、
楊さんに怒られるしもういいわ、と思って。
バスで帽子を見つけた楊さんが被ってくれてたらいいな。置き土産。」

 

文字通りあっと言う間の2泊3日の台湾姉妹旅行。
日常から離れて異文化に触れ、良い気分転換とエネルギーチャージになりました。
妹も同じように感じていますように。
楽しい旅をどうもありがとう!!