先日の日曜日、観に行く予定だったシネマ歌舞伎。
あいにく台風で大荒れの悪天候になり、
行きそびれたことをとても残念に思っていました。
今回の上映はスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」。
今週土曜日から1週間限定、しかも220分の大作なので、
毎日12時から1日1回のみの上映だったため、
チャンスは日曜日しかなかったのです。
(あいにく土曜日は終日出勤だった…)
どうしても心残りだったのと、
土曜勤務が続いて体力も集中力もやる気も削がれていたので、
この際有休を取ることにしました。
というわけで素晴らしい秋晴れで気持ちの良い木曜日、
朝からシーツを洗ったり洗濯掃除に勤しみ、
お昼前から映画館へ。
12時前に劇場に着いてチケットを求めると、
「席がもう前方しか空いていませんが、よろしいですか」
「はい、大丈夫です」
「特別興行なので3100円ですが、よろしいですか」
「はい、いいです」
と、前から3列目の真ん中の席へ。
座席に着いた時には満席でした。
意外な人気にビックリです。
本日の上映前には、産経新聞文化部編集委員の方の解説があり、
スーパー歌舞伎というジャンルは何が新しかったのか、
後の新作歌舞伎にどのような影響を与えたのかなどの
話を聞くことができたのもラッキーでした。
平成24年6月新橋演舞場での公演の上映でしたが、
当代の市川猿之助、香川照之の市川中車の襲名披露公演だったようで、
上映すぐにお二人の口上があったのも重ねてラッキー。
口上を聞いて思わず拍手をしてしまいました。
さて、2回の休憩を挟み220分。
哲学的なテーマをベースにしたしっかりとした物語があり、
早変わりや立ち回り豪華な衣装や派手な演出の大エンタテインメント。
最後まで舞台に釘付けでした。
観ることができて本当に良かった。
本日の有意義な有休。有難い。