ディープ大阪

 

カナダのワイナリーで一緒に働いていた日本人スタッフの一人が

日本へ一時帰国しているので、昨日大阪で会ってきました。

私が神戸、彼女が堺なので、昨年と一昨年は梅田で食事をしましたが、

今回は全く不慣れなディープな大阪、新世界へ・・・。

JR天王寺駅での待ち合わせは、先週のトロント出張より緊張しました。

 

そもそも今回新世界へ行くことになった理由は、

通天閣周辺に、カナダ人が経営する“堺の包丁”を扱う刃物店を訪ねるため。

以前雑誌か何かで読み興味を持っていたのですが、

たまたま彼女もドキュメンタリーで見たことがあったらしく、

だったら一緒に行ってみよう、ということになりました。

 

大阪南部の彼女の案内で、観光地化した新世界を歩き、

揚げ物が苦手な私に配慮して名物の串カツではなくお寿司屋でランチ。

昭和な雰囲気の中、おいしくカウンター寿司をいただきました。

 

さて、その後はお目当ての刃物店「Tower Knives Osaka」へ。

通天閣のほんのすぐ下に構えた心意気も興味深いですが、

美しい包丁が博物館のように展示された店内では

外国人観光客が刃物を買い求めています。

 

包丁研ぎをされていた職人さんと話をしたところ、

日本国内外の料理人や、外国人観光客が多いそうで、

先日は35万円もする包丁を気に入った外国人が、

「朝のサラダ用に」と即買いし、同行していた友人が、

「じゃあ私も同じものを」と躊躇なく購入していったそうです。

 

でも、職人が扱う刃物ははやり美しく、説得力があります。

珍しいものを見せてもらい、感動しました。

 

ディープな大阪でユニークな体験。

トロントよりも異国感が強いのは不思議です。

 

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