ゴールデンウィークのはじまり

 

世の中がゴールデンウィークで浮足立っても、

4月30日(土)が勤務日の私には連休感覚はありません。

しかも土曜日だというのに半日ではなく通常勤務。

 

絶好の行楽日和の初夏の陽気の中、

せめて残業ゼロで事務所を出て、

久しぶりに実家に立ち寄ることにしました。

 

初夏の夕方の陽射しがまぶしい住吉川を歩いていると、

散歩中の人たちが足をとめて川を覗き込んでいます。

かもの親子です。

生まれたばかりの小さな子がもが7匹くらい、

母がものあとを追いかけて水面を移動中。

流れの速い場所で、流れに体をとられそうになる小がもたちと、

少し先の岩場で見守る母がも。

私も少し足を止めて一緒に見守りました。

 

さて、「ただいま~」と実家に着くと、

何も変わり映えしないご飯だけど、と母が用意してくれたのは、

生鮭の焼き物、卵焼き、ヒジキの煮物、かぼちゃの煮物、冷ややっこ、

お味噌汁と炊き立ての白ご飯に、イカナゴくぎ煮

私の大好物ばかりです。

やっぱり母の味が一番ですね。

 

それからこの日、

カナダから実家に届いた郵便を受け取りました。

 

それは友達のマルガリータから。

日本での新しい生活もまもなく一年を迎える私に、

「幸せを運ぶテントウムシ」のブレスレットチャームです。

 

私がカナダを発つときに、

彼女は私にパンドラのブレスレットをプレゼントしてくれました。

そこには一つ、肩を寄せ合うラブ・バードがついていて、

一つずつ思い出や想いのこもったチャームを増やしていってね、と

これから人生が大きく変わろうとしていた私を励ましてくれたのです。

 

日本での仕事もちょうど1年。

遠くから見守ってくれる友達に感謝です。

 

母がもに母の味、それから

カナダから飛んできた小さなテントウムシ

ゴールデンウィーク中の仕事も悪くないね。

 

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