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アンコールワット日記 後編

3日目:2月1日(月)

 

早朝5時40分にロビーに集合し、

アンコールワットから昇る朝日の鑑賞へ。

 

まだ暗いうちにアンコールワットへ到着すると、

すでにたくさんのツアー団体が場所取りをしています。

ガイドのティーさんに誘導されてベストポジションと言われる聖池の前へ。

周囲もゆっくりピンク色に染まり出したのでいよいよ写真撮影タイムです。

 

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朝日がいつ昇ってくるのかよく分からないまま、

バスへ戻り始めたときにほんの少し顔を出した朝日です。

 

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7時半に一度ホテルに戻って朝食をとり、

9時に改めて午前のツアーがスタートしました。

 

シェムリアップから北東に約40km、

車で約45分の郊外に位置するバンテアイ・スレイへ。

「女の砦」という意味を持つ小寺院は、赤い砂岩の色が特徴的。

全体が精巧で深くほられた美しい彫刻が全面に施されているため

「アンコール美術の至宝」と言われているそうで、

中でもデバターの彫像は「東洋のモナリザ」として有名なのだそうです。

 

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朝も早かったので、午前の観光はこちらの遺跡のみ。

状態が良いとは言えない赤土の道を再びバスで揺られながら、

辺りに点在する農地や高床式住居を眺めて市内に戻りました。

 

昼食の前に再びお土産物屋さんへ。

ここでは母のお目当てのクロマー(カンボジア式スカーフ)をゲット。

お土産選びが終わってからクメール料理のランチプレートをいただきました。

 

昼食後の暑さが厳しい時間にホテルで2時間ほど小休憩を挟み、

午後はいよいよアンコールワット遺跡内の観光です。

 

12世紀前半にアンコール朝の富と技術をかけて建築された

東南アジア最大級の石像建築のアンコールワット

1.5kmの濠に囲まれた褐色の巨大な寺院が、

熱帯林の緑に調和し想像以上の迫力を放っています。

 

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中に入れば、精密で美しいレリーフがほどこされた回廊が続き、

ヒンズーの神々が住む山をかたどった中央祠堂に辿り着くまでに

その優美さと雄大さに圧倒されるばかりです。

 

絵巻物のように説話性をもつ回廊の浮彫の説明を聞きながら奥へと進み、

ついに最も神聖な場所と言われる第3回廊へ。

現在では安全上の理由で入場制限があるため、

西日が厳しく照りつける中、順番を待つこと1時間。

13メートルの急な石段をゆっくり登ります。

 

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こんな高さにあっても変わることなく柱や壁面には

美しく繊細デバターの彫刻に覆い尽くされており、

また格子がはめ込まれた窓から差し込む光と影が美しく、

圧倒的な威厳を放っています。

 

あいにくここからは美しい夕日は見られませんでしたが、

期待以上の見応えに大満足で夕食会場へ向かいます。

 

とその前に、お決まりのお土産物屋さんへお立ち寄り。

ガイドブックに載っていたアンコールクッキーのお店です。

私も職場用にと一箱求めました。

 

この日の夕食はスバエク(影絵)を見ながらのクメール料理。

現地のお料理はあっさり味に香菜のアクセントが効いていて

薄味嗜好の私の口にとても合います。

スバエクの方は現地の言葉で展開するために

あまりストーリーの理解はできなかったけれど、

最後までおもしろく観ることができました。

 

さて。長い一日の行程はこれで終了。

この日もあっという間に眠りにつきました。

 

4日目:2月2日(火)

 

ホテルで朝食を済ませたあと、

身辺整理をしていよいよチェックアウトです。

荷物はホテルに保管してもらい皆で最後のツアーに出かけます。

この日は、最古の遺跡と言われるロリュオス遺跡群へ。

 

シェムリアップから南東に約13km。

790年頃に王都として造営されたというロレイとバリア・コー。

損壊が進み、現在は修復工事が進められています。

 

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最古のピラミッド寺院と言われ、

その構造からアンコール・ワット遺跡の序章と考えられているバコンへ。

 

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これら3つの遺跡で午前のツアーは終了。

市内へ戻って中華のランチで円卓を囲むこと約1時間。

本来はここで地元の市場オールドマーケット散策と

出発までのフリータイムというスケジュールだったのですが、

母と私以外の皆さまが湖のクルーズとワニ見学の

オプショナルツアーへ出かけることとなり、

その時間の調整のためにオールドマーケット散策時間が

ほとんど取れません。

狭いマーケット内を立ち止まる隙さえなく速足・一列で一周し、

最後に日本語対応の土産物屋へ立ち寄りまさかの終了となりました。

 

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その後、母と私のふたりだけホテルに送り届けてもらい、

トイレで着替えたりスーツケースの整理をしたり、

3日間で訪れた遺跡について本を読んだりまとめたり。

何をするの?と訝られた3時間の待ち時間もあっという間に過ぎました。

(炎天下のワニ見学よりかなり有意義)

 

汗だくに手土産を持った皆さまを乗せたバスがホテルに戻ると、

すぐにスーツケースを詰め込んでそのまま夕食会場へ。

出発前にやや慌ただしくも最後のクメール料理です。

 

7時50分発のフライトまですでに3時間を切っており、

2時間前には空港に行かなくてはならないのでは?と

心穏やかではない皆さまに「まだまだ大丈夫」と余裕のティーさん。

6時にレストランを出発し、無事に空港まで送り届けてくれました。

ティーさん、この3日間お疲れさまでした!

たくさんの説明と笑顔をありがとう!!

 

ここから個別にチェックインを済ませ、

7時50分シェムリアップ発、9時30分ハノイ着、

深夜0時30分ハノイ発、早朝6時40分関空着での帰国です。

 

実際に見るまでは分からなかったアンコール遺跡の威厳ある姿に、

興奮も止まぬまま帰路につきました。

現地3日とは一見短いけれど、充実した行程に大満足の母との旅。

素晴らしい時間を共有してくれた母に感謝です。

どうもありがとう!!