新年も明けました。
今年の元旦はまさに晴れて風なし。
石川啄木がいうように、何となく今年は良い事がありそうです。
2015年はこれまでになく無難でとりとめのない一年でした。
日本社会への復帰、引越し、一人暮らしと、
振り返れば変化の幅は大きい年だったはずなのに、
とりあえず落ち着くところに落ち着いて感慨はほとんどありません。
そんな年の大晦日は、夕方に実家に戻って紅白歌合戦でしめました。
まずは出場者の多さに驚き、顔ぶれと歌に呆れ、突っ込みながら観る久々のテレビ。
ゆく年くる年が始まって、年越しを目前に蒲団に入りました。
そして穏やかな元旦。
両親と軽いおせちを食べ初詣へ。
初詣では参拝ではなく振る舞い酒に長い列。
争いにもならず静かに並ぶ事ができる日本は平和な国ですね。
日あたりのよい部屋で新聞を読んだり両親宛ての年賀状を見たり。
普段より人通りの少ない近所の散歩も静かでいいもの。
温かな鍋を食べて、ドラマ「相棒」を見て、
何の変哲もない静かで幸せな元日でした。
2日の午後は妹家族がやってきて一緒に食事。
早目の夕食を想定して準備をし始めたところへ
思ったより早く到着したみんなに慌てながらも
挨拶もそこそこに、あるもの、できあがったばかりのものを
次々と出してその場をしのぎ、
おいしそうな手巻きずしを用意してくれた母。
いつも文句も言わず、ニコニコと対応する母には頭が下がります。
ほぼ会話もなく一気に食べたら気がつけば皆寝てる・・・!
おのおのが好き勝手に過ごすこの風景にも慣れました。
こんな風に家族のおかげで温かく始まった2016年。
良い事があるかどうかはともかく、
平穏に新しい年を迎えることができたことに感謝し、
家族の健康と世界の平和を願い、
新しい年も相変わらずにやっていきたいと思います。