2014年の暮れ、12月27日から31日まで松山へ出かけました。
松山を訪れるのは今回が初めて。
縁あって大学時代の友達の実家を訪問することになったのです。
なぜか私がカナダでの生活を綴っていたブログを愛読し、
度々コメントを寄せてくれていたのが友達のお母さんでした。
ブログを通して私が日本に帰ってきたことを知り
「落ち着いたら松山へも遊びに来てください」と
声をかけてくれたことを本気にしてその気になっていたところへ、
今度は10年近く(もしくはそれ以上)会っていなかった友達が
フェイスブックを通じて
「東京方面へ来ることがあれば鎌倉へどうぞ。
子連れでよければ旅行とか、あるいは松山の実家とか?」と
願ってもないタイミングで声をかけてくれたことをいいことに、
不躾ながらも彼女の帰省を狙っておしかけることになりました。
さて、27日。
神戸三宮から高速バスで松山へ直行4時間。
到着した松山市駅でバスを降りると目の前に友達と3歳の男の子、
そしてお母さんの3人が迎えに来てくれていました。
友達には「久しぶり」
お母さんには「ほとんどはじめましてですね、こんにちは」
そうた君には「はじめまして」
みんなが少しはにかみながら、そのまま松山城へ。
話に夢中になってすっかり城全体像を撮影し忘れましたが、
こちらは天守閣から城下町の一望です。
2日目は、霧雨の中、八幡浜市にあるどーや市場へ。
瀬戸内海の獲れたて競り落とされたての魚介類が
目を疑うほどの浜値でケース販売されるほか
その新鮮な魚を味わうことができる食堂もあり、
年末のすっきりしない天候にもかかわらず活気があります。
新鮮な魚やお土産選びを楽しんだあとで
ランチにおいしい海鮮丼をいただいて、
帰路の途中で内子座にも立ち寄ってくれました。
3日目。
予報に反しお天気が回復しつつあることに驚きながら、
まさかの晴れ間で青い海と白い橋の美しいコントラストを見ることができました。
橋を眺めながらの豪華なランチをいただいたあとは
鈍川温泉に足を運んで、お母さんとふたりで裸のおつきあい。
一年の疲れと垢をすっかり落とすことができました。
4日目。
フェリーに乗って、松山有人離島のひとつ興居島に渡り、
標高280メートルの小富士山へハイキング。
こじんまりした登山道には山頂近くまでずっと
斜面いっぱいにみかん畑が広がっていて、
たわわに実った伊予柑を見ることができました。
山頂でおにぎりをいただいて美しい瀬戸内を眺めて幸せいっぱい。
最終日。
正岡子規記念博物館を軽く見学してから
ホテル道後やや内にあるレストランで愛媛の食材いっぱいのランチ、
そのあと道後温泉本館、商店街、からくり時計を急いで回り、
路面列車で松山市駅へ戻ったのが3時10分。
なんと神戸へ戻る高速バス出発10分前です。
最後のお別れもバタバタとせわしなくバスに乗り込み、
あっという間に大晦日の夜に神戸へ戻りました。
妙なきっかけで実現した松山への年末の旅。
奇跡的にお天気にも恵まれ、
美しい景色、おいしい食事、楽しい会話、温かなもてなしと、
身に余る年末のご褒美をいただきました。
すっかりご無沙汰だったのに迎えてくれる友達、
さらに家族ぐるみに広がってなお一緒に時間を過ごせた
その繋がりと縁に不思議を感じます。
大人と子供のペースが合わないときも、
チームプレーで臨機応変に毎日のおでかけと
子供と私の面倒を見てくれたふたりに本当に感謝です。
連日車を飛ばして色々なところへ連れて行ってくれ、
毎回おいしい食事と温かなお風呂とお布団を用意してくれて、
みかんとキウイにじゃこ天の愛媛名物一式と
私の母にと今治ガーゼタオルまで持たせてくれたお母さんには
お礼の伝えようがありません。
いくら言っても足りないけれど、本当にありがとうございました!!
実は難の多かった2014年ですが、終わりよければ全てよし。
周りの人に支えられ一年を前向きに健康に過ごすことができたことに感謝です。
こんなふうに松山で温かな充電ができたから
2015年から始まる人生の第2幕にもワクワクします。
全ての友達とその家族のみんなが健康で平和に
笑いと愛に溢れた一年を過ごせますように。
今年もよろしくお願いします。